成長のしかた 2008.07.19

自分では勉強や部活など自分なりに頑張ったつもりなのに、成果が出なくて少し投げやりになっている人はいるのではないでしょうか。
「成長、進歩、変化は右肩上がりの直線ではない」
頑張った分だけ、どんどん成果が出ると良いのですが、実際には、いくら頑張っても成果の出ないときがあります。

人の成長、変化は (1) のように右肩上がりにはいきません。(2) のように変化すると言われています。(2) の平らなところは、頑張っても頑張っても成長、成果が出ない時です。けれども、そこを頑張り続けていると、ある日ふと、分からなかった勉強が分かったり、 部活などでできなかった技ができたりします。この平らな A の時期にあきらめてしまい、自分は駄目だ、と決め付けてしまうことが多くあります。あと少しで B の変化が起こるのに、もったいない･･･。

A の時期の過ごし方のコツは、

1． 淡々と続ける

例えば、気分の乗った時に 5 時間勉強するよりも、1 日 10 分でも 365 日、続けた方が (2) の成長曲線に乗れる可能性があります。

2. あきらめない

自分を厳しく評価して、自分は駄目なんだと考えたり、何が良くないのか分析しすぎない。ただ、やり続ける。

みなさんも、今までに「やった」と思ったときがあると思います。そういった時は、きっとその前に「やり続けた時期」があったのではないでしょうか？

このコツは、人間関係にも当てはまる時があります。今までに仲が良かったのに、なぜかギクシャクしてしまうのが A の時期です。そんな時は、あきらめず、また自分や人を責め過ぎず、淡々と今まで通りに過ごせると、ある時 B になり、前より深い関係が築けるのです。

変化を感じられず、辛い時に「もう少し耐えて、同じ調子で頑張ってみる。」
これが状況を良くするコツの一つです。そのコツをつかんで、勉強、部活、人間関係など、いろいろなことに成果を出していってくださいね。